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2007年04月02日

人が成長するということ。

桜池

四月になりました。
これから、入社や入学、あるいは転職や進級など、生活に大きな変化が待っている方も多いのではないでしょうか。
大きな変化は、大きな進歩のチャンスです。
けれど、そんな大きな変化がなくても、進歩のチャンスはあふれているものです。

ひげぽん OSとか作っちゃうかMona-」というサイトの「ハッカー養成塾:ハッカーへの遠回り」という記事を読みました。

一応基礎知識を先に説明しておきます。
MonaOSというのは、日本の巨大掲示板、2ちゃんねるを発祥とする、オープンソース(*1)のOS(*2)です。
上記のサイトで、その開発過程や、ソースコードが公開されています。
また「ハッカー」という言葉はこれまで、ウイルスソフトの流布やクローズネットワークへの不法侵入など、負のイメージで使用されてきましたが、現在はこの言葉は「クラッカー」という言葉に置き換えられ、「ハッカー」はプログラムコードの「生産者」としてのプラスのイメージで語られることが増えています。(*3)

この記事は、「ハッカーを目指す人」に向けて書かれたものですが、プログラミングなどに関わりの無い人にでも充分通用する内容だと思います。
以下、特にそのままどんな人にでも当てはまると思った部分を引用してみます。

ハッカーに学ぶ
自分よりも優れているハッカーを探してお手本とする
(中略)
周りにハッカーがいなければ、勉強会・カンファレンスに参加したり、ブログを利用してコミュニケーションをとるのもひとつの方法です。

差を知る
優れたハッカーに出会うと、「この人には敵わない」「このようなコードは書けない」と感じることがあります。
その皮膚感覚自体は正しいと思いますが、それは「現時点では」という条件付きであることを認識することが大切です。
(中略)
「到底追いつけない」「自分には無理だ」と思って可能性を閉じてしまうのは勿体ない

道具にこだわる
本質的な作業にかけられる時間を最大化するために、道具にこだわる必要があるのです。

古典・名著を読む
過去5-10年の間にほとんど陳腐化しなかった、本当のエッセンスがつまっているわけですから読む価値があります
(中略)
自分には基礎力が足りないと思ったときは名著を読むことを検討してみてください。

困難にぶつかったとき
「分析」と「困難の分割」が有効です。
(中略)
* どこまでは分かって、どこから分からないのか?
* 何が分からないのか?
* 障害となっているものは何か?
(中略)
分析や分割の際に、適当に図や絵を描いてみるのが結構有効なのでお試しください。

公開する
手元にコードを置いているだけでは、人に自分のコードを見てもらう機会はゼロですが、公開すればいつか誰かの目に触れて、そこから何かが始まる可能性があります。
(中略)
公開に際していろいろと面倒な場合は、自分のブログにコードをそのまま貼るなどで十分でしょう。

継続する
新しいものが好きで、いろいろと手を出すのは構いませんが、必ずある程度形にしてから次に進むように心がけると力がつきます。

世の中には、あなたと同じようなアイデアを持っていたり、同じようなことに興味を持ってコードを書いている人がたくさんいます。

でも実はアイデアを形にしたり、きっちりとコードを書き上げたりしてから世に公開する人は多くありません。

最後に
好きなことを見つけて、形になるまで楽しくコードを書きつづければ、あなたがハッカーと呼ばれる日もそう遠くはないはずです。


良いと思った部分だけのつもりが、ほとんど全部になってしまいました。。。
これを読んで、ちょっとでも興味を持たれましたら、本ページをご覧になることをオススメします。

個人的に、紹介だけでなく、もうちょっと突っ込んだことを考えておきたいと思います。
例えば、「ハッカー」だとか、あるいは「ミュージシャン」、「大工」、「スポーツ選手」その他何かを具体的に操作して、創り出す「技術」を求められるもの、人を目指そうという人は少なく無いと思います。
そういう人にとって、「目標とする人」を見つけるのは、それほど難しいことでもないでしょうし、そういった具体的な行動を目指しているのであれば、その時点で、ここで引用した文章の大半は、達成されているように思います。
一方で、人生の目標だとか、自分の信念、いわゆる「やりたいこと」を見つけられていない人も、多くいます。
私自身その一人ですし、このblogの読者の大半がそういう若者のようです。

そんな人に必要なのは、「打ちのめされる経験」なのではないかと思います。あくまで「経験」であって、「出来事」ではありません。「そこで何をするか?」です。
「打ちのめされたショック」というのは、憎しみや自己嫌悪、自己批判を生むものではありません。「憧れ」を生むものです。

「ダレル ロイヤルの手紙」を紹介しておきたいと思います。

” 打ち負かされる事自体は、何も恥じるべき事ではない。打ち負かされたまま、立ち上がろうとせずにいる事が恥じるべき事なのである。ここに、数多くの人生での敗北を経験しながらも、その敗北から這い上がる勇気を持ち続けた、偉大な男の歴史を紹介しよう。

1832年 失業

1832年 衆議院選、落選

1833年 事業倒産

1834年 衆議会議員当選

1835年 婚約者死去

1836年 神経衰弱

1838年 衆議会議長落選

1845年 下院議員指名投票、敗北

1846年 下院議員当選

1848年 下院議員再選失敗

1849年 国土庁調査官を拒否される

1854年 上院議員落選

1856年 副大統領指名投票敗北

1858年 上院議員、再度落選


...そして1860年 、アブラハム リンカーンは第十六代 アメリカ合衆国大統領に選出された。


諸君等も三軍でシーズンを迎え、六軍でシーズンを終えるかも知れない。或いは一軍で始まり、四軍で終わるかもしれない。諸君等が常に自分に問うべき事は、打ちのめされた後、自分は何をしようとしているのか?という事である。 不平を言って自分を情けなく思うのか、それとも闘志を燃やし再び立ち向かって行くのか、という事である。 今秋、フィールドでプレーする諸君等の誰もが、必ず一度や二度の屈辱を味わされるだろう。 今まで打ちのめされた事が無い選手等、存在した事は無い。ただし、一流の選手はあらゆる努力を払い速やかに立ち上がろうと努める、並の選手は少しばかり立ち上がるのが遅い、そして敗者はいつまでもグラウンドに横たわったままである。”


by ダレル ロイヤル


「エイブラハム・リンカーン」by wikipedia

さて最近、あなたなどんなことに打ち負かされたでしょうか?
そしてそこで何をしたでしょうか?
冒頭で紹介した文章の、「自分よりも優れているハッカーを探してお手本とする」というのは、まさに「打ち負かされることからはじめる」ということなのだと思います。

「打ち負かされる」ためには、具体的に行動することが必要ですね。



(*1)オープンソース
ソースコードが公開されていて、誰もが自由に利用、拡張、修正できるプログラム。代表的なOSとしてlinux、ソフトウェアとしてfirefox、openofficeなどがある。

(*2)OS
オペレーティングシステム。PCの基本ソフト。windowsシリーズやMacOSが一般的。

(*3)ハッカーのイメージ
同様に、これまで「ハッキング」と呼ばれていた言葉は、「クラッキング」という言葉に置き換えられています。また「lifehacking」のようにプラスのイメージで使用されることが多くなっています。


















タグ:生き方
posted by わけい at 13:13| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回は長めやったけど、
珍しく興味を持って読みきれました。

やっぱ自分が気になってることには、
興味を持って読めるもんなんやなあ。

まあ、今日は時間に余裕があったから、
ってのもあるんだけど。

よし、もうちょい、上を目指して頑張ってみよ
と思いましたわ。
Posted by ちとせ at 2007年04月03日 20:33
返信>ちとせ様

お久しぶりです。コメントありがとうございます。

>よし、もうちょい、上を目指して頑張ってみよと思いましたわ。

向上心って、出てくるまでは、「自分にはそんなもの持てない」といった悲観的な気分にもなるものですが、一度持つと、そこから新たな行動が生まれたりして、どんどん正の循環をはじめるものですね。

αGeek目指して頑張って下さい☆
Posted by わけい at 2007年04月04日 11:09
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